夏の革靴対策 カビ編

この季節のお悩みといえば「カビ」。一生物の愛靴をカビから守る、目からウロコなスプレーをご紹介。高温多湿の夏、多くの人のお悩みを解決するソリューションとなることでしょう。

革靴にとって高温多湿は大敵です。特に湿気は革靴についた汚れや古いクリームなどを栄養としてカビが生えてしまうリスクがかなり高いからです。皆さん覚えてらっしゃるか分かりませんが2020年7月は記録的に雨が多い月で東京にいたっては7月ほぼ雨という日々が続きました。僕らのお店でもカビが生えてしまった靴や鞄をメンテナンスに持ち込まれる方が多く、コロナ禍ということもあり革製品の除菌、抗菌に関してとても課題が多い夏だったのを印象深く覚えています。

ここで問題なのは革製品の除菌やカビ除去はとても難しいということ。なぜなら一般的に除菌で使われる「アルコール」や「界面活性剤」「次亜塩素酸」を革に付けると傷んでしまうからです。「塩素系」などもってのほかです。なので今までは革の栄養補給をしながらアルコールで何度も拭いて除菌をし、オゾン乾燥機で空気除菌という方法を取っていました。 もっと安心して革に使える除菌剤はないかと探しているところピグアナイド系を主成分にした除菌で今まで聞いたことがない「窒息除菌」という方法で除菌する除菌剤を作る社長と知り合いました。これはもともと医療の現場などで活用されていたくらい安全性の高い成分で出来ているので革製品につけてもダメージがないということで早速店舗での除菌に採用しました。それがこのTHE ANTIBACTERIAL SPRAYです。

こちらのTHE ANTIBACTERIAL SPRAYは668種類の菌への効果が証明されており、カビの菌はもちろん靴と縁の深い水虫のもとである白癬菌にも効き目があります。また抗菌力99.999%で、効果も1週間継続するという凄い代物。除菌は菌をやっつけること、抗菌は菌を生やさないようにすることなので、これ一つで安心して革靴ライフが送れるのです。 なので、アルコールなど世の中の除菌剤と比べると高価な商品になりますが、一生物の愛靴をカビでダメにしてしまうことを考えると決して高価ではないと思います。特に高温多湿時期の6〜9月はこまめにスプレーしてカビ予防をしっかりとしてあげてください。靴の中に吹きかけることで水虫や靴の消臭にもなりますので一石二鳥です。

長谷川裕也

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