「Brift H 製品通信」イル・ミーチョのシューレース
靴のみにとどまらず圧倒的なセンスで高い評価を得ているイル・ミーチョ。「世界一の愛靴」に、シューレースをご紹介します。
みなさん“il micio”はご存じでしょうか?フィレンツェで日本人初、いやアジア人で初めてビスポークシューメーカーとして工房を持ち、芸術的な靴を作る深谷秀隆氏のブランドです。
イル・ミーチョとはイタリア語で“子猫”を意味し、猫をこよなく愛する深谷氏は猫のように誰にも媚びず自由な精神で自らの靴づくりを追求したいという想いを込め名付けられたとのこと。オシャレな子猫のロゴはシューメーカーの中でも異質な存在感を放っています。
『世界一美しい靴』とも称されるその靴はフォルム、デザイン、素材、細かい作りの部分まで芸術品というべき作品ばかりで、磨かせていただくことも多いので毎回うっとりをしてしまいます。その世界感は靴作りだけではなく革製品にも存分に表現されており革のパーツを編み込んだシリーズは現代の名品とも呼べるファッショニスタの新定番になっています。
また2017年には創業10周年を記念して10点のアートピースも発表し大きな話題を生みました。僭越ながら東京での展示会の際にすべての作品をわたくし(長谷川)が磨かせていただきました。
アイディアもすごいのですがこの造形物が実際に“靴”として作られているというシューメーカーの本懐を忘れない魂の作品は心を打ちぬかれまくりました。しかも作りこみも凄まじく、全ての靴が“きちんと靴”として作られているのです。靴職人という枠を超えて芸術家、アーティストなのが深谷秀隆氏なのです。
そんなil midcioの深谷氏が世界一の靴紐作ったよという事でうちでも販売させて頂いているのが今回ご紹介するシューレースです。深谷氏から最初に受けとった時にまず印象的だったのが、目がしっかりと詰まり細かく織られた地のコットン紐。ギュッと細い糸で織られているのでとてもしっかりしています。
その紐に美しくコーティングされたロウが上質な光沢を出し、張りのあるしなやかさを生んでいます。それのおかげで靴に紐を通す時にとても小気味よい触り心地で、毎回靴紐を結ぶときに手が喜ぶの間違いなしです。
色は5色展開。
「BLACK」、「D,BROWN」、「M,BROWN」、「L,BROWN」、「BURGUNDY」どれも発色が美しく、革靴を引き立ててくれる落ち着いた色合いです。特にBURGUNDYは他にはない渋くてカッコいい色合いで個人的に大好きです。
長さは70cm一択。
4〜5個穴の靴に丁度良いかと思います。ぜひご購入前には装着したい靴の紐の長さを確認することをおすすめします。3個穴のブーツなどにも使えると思います。
そして最後に、この巻紙。可愛いですよね。昔のイタリアで作られていたのかな?と思うような雰囲気。デザインも紙質もイケてて目がハートになってしまいます。外してしまったらもう要は無ということになってしまいますがとっておいて本のしおりやどこかに貼っておきたくなります。※実際僕はペタペタと紙箱に貼っています。
こんなセンスの良い靴紐ならちょっとしたプレゼントにも良いと思います。何本かセットであげても良いですね。ちょっとの違いが大きな違い。ぜひ世界一美しい靴紐を手にしてみてください。