A. ワークブーツは、ドレスシューズと違って「綺麗にし過ぎない」ことが最大のポイントです。履き込んで生まれたスレやひび割れも“味”として活かしながら整えていきます。
クリーム選び:
メーカー推奨のミンクオイルは定番ですが、塗り続けると革がベタついてツヤが消え、逆に汚れやすくなることがあります。乳化性クリームや、サフィールの〈クレム1925〉のような油性クリームの方が、ベタつきにくく着色力もあるためおすすめです。色が抜けて明るくなった革には油性クリームがよく染み込みます。
白いソール(トラクションソール)の汚れ:
#180程度の粗い紙ヤスリで表面をこすって黄ばみ・汚れを削り取ります。あえて粗い番手を使うのは、ソール本来のザラっとした質感を残し、綺麗にしすぎないようにするためです。クリームが付かないよう、あらかじめマスキングテープでソールを保護してから磨くと安心です。
仕上げ:
ワックスは使わず、クリームを塗って乾拭きした後、山羊毛ブラシでブラッシングするだけで十分。オイリーで自然な光沢に仕上がります。表面のクリームは完全に拭き取らず、少し残しておくと保護膜代わりになります。
靴紐:
紐は消耗品と考え、1〜2年に一度交換すると、それだけで靴全体が引き締まった印象になります。