「靴磨き職人探訪記」part1 Mr,Tamon Hirahara(BLOOM shoe lounge)前編

新シリーズ「靴磨き職人探訪記」。世の中にはたくさんの素敵な靴磨き職人がいる!記念すべき第1回は「"#新潟靴マニア"のハッシュタグでお馴染み、新潟の名店BLOOM shoeloungeオーナー兼靴磨き職人平原太門さん」をお尋ねします。

2018年1月に新潟市にOPENした“BLOOM shoelounge”はオシャレなインテリアショップの中にあります、今年5年目を迎え新潟の靴好きに絶大な支持を受ける平原さんにお話を伺いしました。

・靴磨き職人になったキッカケはなんですか?

僕はもともと伊勢丹で24年間勤めていてバイヤーをやっていました。主に紳士服や紳士用品の担当だったのですが50歳を迎えるにあたり定年までの先が見えてきた時にこのままで良いのかという気持ちが湧いてきまして、もっと自分を表現できる仕事をしたいと思い47歳で会社を辞めました。

ただ具体的にこれをやると決めて辞めた訳ではなかったんですよ。辞めた後に自分の考えを整理していた時に、ふとバイヤー時代にネタ探しに伺ったBrift Hさんのことを思い出したのです。大人の男をもてなす素晴らしい空間だな〜という強い印象とこれまでバイヤーとしてやってきた経験を活かせると思い、靴磨きの店を開くことを決めました。

新潟にはSNOWPEAKやSUWADAなど世界を舞台にした会社も多く、世界で活躍する新潟のビジネスマンの装いをお手伝いしたいという思いを以前から持っていました。僕自身、中国に駐在し現地の伊勢丹で仕事をしていたこともありそういった経験も影響していると感じます。

また大学生時代にはバーテンダーもやっていてお客様と話したりするのが好きだったんですよね。考えてみるとそういった色々な経験も踏まえて靴磨きという仕事にたどり着いたのかもしれませんね。

・平原さんのお店について教えてください。

まず2018年にOPENしたのがこのS.H.S鳥屋野店という総合インテリアショップの中にある”BLOOM shoelounge”です。こちらはカウンタースタイルの靴磨きだけではなく靴修理、オーダーシューズも承っていますし、伊勢丹のバイヤー時代からお付き合いのあるデザイナーさんのオーダージャケットやニットメーカーの製品もありファッションアイテムも色々と揃えています。日本の老舗傘メーカーの傘も取り扱っています。

なので靴磨き店だけど、セレクトショップに近いですかね。よく”足元からの装いをお手伝いするお店”なんて私は自分の店を表現するのですが靴からすべてのトータルコーディネートを提案しています。

また2020年12月にメディアシップという新潟一のオフィスビルの中で“BLOOM AIRLINES”をOPENしました。ここは新潟日報社の本社ビルであり全国の上場企業の新潟支社が入っているオフィスビルなのでその立地を活かし靴磨きに特化したお店として作りました。

日常の中で靴磨きを身近に取り入れてもらいたいので1000円(10分コース)と2000円(20分コース)というシンプルで利用しやすいメニューにしています。新潟で働くビジネスマンの皆さんが身だしなみを整え、ここから世界へ出発してもらいたいという思いからAIRLINESという名前を付けました。

現在は女性の職人がメインで運営しており、火・水・木曜日の週三回の営業をしています。また11月からはビルで働く方だけに限定で靴磨きのサブスクも始める予定です。そろそろ丸2年が経つ店ですがコロナ禍でスタートしたというのもあり、まだ浸透していない面もあるので色々なことをやっていこうと思います。

次週後編に続きます!お楽しみに!