「Brift H 製品通信」THE SPRAY for WATER PROOF

一家に一本、備えあれば憂いなし。言わずと知れたBrift H製品の最高傑作、「THE SPRAY for WATER PROOF」。この時期にフル活用できる使い方のコツから応用方法までご紹介。

もうこの記事を読んでくださっている方はきっと。いえ、必ず持ってくださっているとは思うのですが“THE SPRAY for WATER PROOF”というBrift H製品の中でも最高傑作の一つに数えられる防水スプレーについて今日はお話しいたします。

当通販サイトがリニューアルした際に初めに書いた記念すべき記事のひとつはこの防水スプレーの誕生秘話についてでした。
※その時の記事はこちらです。

革の色を変えずに最強の撥水力を持たせた自慢の処方のスプレー開発秘話でしたが、本日はこの防水スプレーの使い方のコツや応用方法について書きたいと思います。

まずはじめに防水スプレーはどんな靴に使うのか?初歩的なことですが意外と間違って認識されているのでそこからです。

「どんな靴にも使っていいんじゃないの?」、「靴を買った時に店員さんに防水スプレーかけておけば良いですよって言われた」なんてよく聞きますが、どちらも不正解ではないですが正解でもありません!

では何が正解かと言いますと“クリームを塗れない素材の靴に使う”です。例えば“スニーカー”、“スエードやヌバックなどの起毛素材”、“布やサテン素材”、“謎の加工の特殊素材”などクリームやワックスを塗ったらダメな靴たちに使うのが防水スプレーだと僕らは認識しています。

例えばよくスムースレザー(表革)の靴で磨いた後の最後の仕上げに防水スプレーをかけると言う方が多いのですが、それをやってしまうとせっかくクリームやワックスによってでた艶がスプレーによって濁ってしまうのです。

クリームやワックスの中に含まれているロウ分には撥水性があるのでスムースレザーはロウ分によって防水力を高めるべきなのです。なので簡単に言うと油性ワックスをしっかり塗っておけば防水スプレーをかけた時以上の防水力を発揮しますのでぜひしっかりワックスを塗ってあげましょう。

では実際に防水スプレーの使い方についてお話ししていきます。まずスプレーをかける前に汚れ落としを行います。

その際には馬毛ブラシを使ってしっかり靴全体の汚れを払い、繊維の中につまった細かい塵を掻き出すようにブラッシングをします。

防水スプレーをかける場所は外がベストです。噴射後にかなり周りに充満しますので屋内だとしても広くて周りに人がいないスペースで行ってください。

さて、いよいよスプレーを噴射しますがここでのコツは「全体に満遍なくかける」ことです。というのもスプレーでよくある失敗で「ムラになってしまった」という失敗をよく耳にします。それはスプレーをシュッシュッと部分的にかけていくと起きる現象です。

スプレーがかかったところとかかっていないところで色のムラが出てしまうのは当然なので必ず「全体に満遍なくかける」ことが大切です。実際にやってみると、みなさん「そんなにたっぷり吹きかけても良いんですね。」とおっしゃいますがそれがコツなんです。

スプレーの口から約30センチほど距離を保ち、踵からぐるっと一周吹きかけていきます。シューーーーーーーーーーーーっと全体的に革に染み込み色が濃くなるのを確認しながら吹きかけていきましょう。

そこで色が変わってしまう!!とびっくりする方もいらっしゃいますが「安心してください、色は戻りますよ」と、とにかく明るい安村さんをイメージしながらスプレーしましょう。これもある意味コツです。そしてスプレー噴射後、10分も経てば乾燥して色も落ち着きバッチリ防水性の高まった状態になります。

スニーカーや布素材の靴の場合はそのまま履いてしまって良いですが、スエードやヌバックの起毛素材の場合は最後に軽く馬毛ブラシで毛並みを整えてから履くと美しく履けるでしょう。その際は自分側にブラッシングをして繊維を立たせるようにブラッシングすると綺麗にまとまります。

最後に、“THE SPRAY for WATER PROOF”ですが、実は靴以外にも何にでも使える万能製品なんです。バッグや洋服、レザーウェアなど濡れたら困るっていう大切な持ち物にぜひお使いください。特に革のバッグなどは雨に濡れるとシミになりやすいものが多いので今の季節かなり役立つと思います。

またナイロンや布製のカバン、リュックにももちろん使えるので大助かりです。かく言う自分ももちろんバッグや靴にも使いますし、雨の日の朝は子供の運動靴にかけてあげてから「いってらっしゃい!」と見送ったりしています。子供達も靴が濡れなかったと喜んでいます。

ただ元々防水素材や撥水加工を施している製品(傘やテントなど)にかけてしまうとムラやシミになってしますので、それはしないようにお気をつけください。雨が多い日本で革製品を長く愛用するには必須の商品なので一家に一本。できればオフィスにもう一本。ぜひ常備しておいてください!

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