いわき靴下ラボ アンド ファクトリー訪問記(後編)

前回に引き続き”ide homme”のソックスを作っている福島県いわき市の靴下工場の訪問記の後編です。幻の素材、貴重な職人技、旧式の機械でしか作れないソックスは出荷される最後までこだわりの詰まった製品でした。

見るとやるとでは大違い。こんなに難しいものなのかと痛感した前編。

”GIZA45”という超長綿を使うには貴重な旧式の機械が必要、それには熟練された職人技も必要。一目たりともミスは許されない。普通に作られているようですが全然普通じゃない!こんなプロセスを経て出来上がっているとは知りませんでした。恐るべしide homme、いわき靴下ラボ アンド ファクトリー・・・

靴下工場をご案内してくださったのは靴下業界では名の通ったこの道一筋30年のベテラン、ゼネラルマネージャーの吉田さんです。

吉田さんが入社した時にちょうど稼働が始まったのが今では旧式となった機械”ハイゲージ・ダブルシリンダー”。靴下人生を共に歩んでいるまさしく相棒です。全ての工程に大切なことが詰まっており、工場の中を隅々まで懇切丁寧にお教えいただきました。

そんな超絶技巧で編み上がったソックスは形を綺麗に整える大型のアイロン機のようなものに入れられます。出来上がったソックスのサイズや形を見て女性の職人さんがとても素早く金型を用意し機械に設置します。その金型にこれまた無駄のない動きでスピーディーにもう一人の方がソックスを差し込みます。つま先、かかと、筒部分のセンターラインを正確無比にスッスッと差し込んでいき機械にぐるぐると入っていきます。

「長谷川さんもやってみます?」

と本日2度目の体験。これならさっきの一目一目針を差し込んでいく作業に比べれば楽だろうと思いトライしましたが、これまた一足一足のソックスの特徴を見てセンターラインを合わせるのが難しい。。。日々研鑽を積まれている皆様に改めてリスペクトです。

機械で作られたソックスでも微妙に一足一足変わるので整形をした後に均等なペアを作っていきます。そうか、なんでもペアにすれば良いってもんではないんだなと感心。この均等なペアを組むのも女性がされていました。いわき靴下ラボ アンド ファクトリーには沢山の女性が働かれていてとても良い職場ですね。

最後は検品。針や異物が混入していないかを機械でスキャンして検査します。そこを無事に通り抜けた正規品が最後の製品室に納められていきます。製品室はガラス張りにされ、限られた人しか入れないように厳重に管理をされています。確かに出荷前に何かあったら大変なのでしっかり管理されているんですね。

こういった工程を経てやっと私たちの手に(足に)渡る製品ができるんですね。たかがソックス、されどソックス。こんなにこだわりが詰まったソックスなら大切に愛用します。今まで何気なく履いていたソックスにもこんなにこだわった世界があるんだと感動した工場訪問記でした。

ぜひこちら「いわき靴下ラボ アンド ファクトリー」でできた至高のソックス”ide homme”を皆様も履いてみてください!必ず感動すると思います。

それでは以下商品のご紹介です。

【GIZA45 クルーソックス】
ブラウン、ネイビー、ブラック ¥3,520
【GIZA45 ロングホーズ】
ブラウン、ネイビー、ブラック ¥4,400
【カシミヤシルクロングホーズ】
ネイビー、ブラック ¥7,700
【シルク5本指カバーソックス】
23〜25cm、25〜27cm 青鈍、漆黒 ¥3,020

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